SIMフリーiPhoneをインド・チェンナイのVodafoneで使う

お久しぶりです。
なんと2013年は記事を一本も書いてないということに今更ながら驚きます。

かと言って今後、ガシガシ記事を書くことにはならない気がしますが...。

今回はSIMフリーiPhoneをインド・チェンナイのVodafoneで使えるようになるまでの顛末を、自分の覚え書きを兼ねて記録しておきます。

情報だけ欲しい人のために、ポイントだけ先に書くと「iPhoneの設定で、キャリアの選択を自動から手動に切り替えたうえ、いったんAirTel INDを選んでメニューに戻り、No Serviceと表示されるようになったら、再びVodafone INを選び直す。もし駄目なら3Gデータ通信をいったんオフにしてAirTel INDにして、No Serviceと出たら3Gをオンにし直してVodafone INを選び直す」ですかね。


なぜVodafoneなのか?

インドの携帯キャリアは、AirTel、Vodafone、Reliance、Aircelなど契約数1億超のキャリアが目白押しなので、どれを選ぶかというのもポイント、らしいというのを日本語のサイトで見かけます。
インドは地域ごとにサークルという単位で携帯キャリアが免許みたいな感じで割り当てられてて、国内でもサークルまたぐと国番号つけて電話かけたりするわけですが、それぞれのサークルで強い事業者も異なる、ということですね。
チェンナイでは、インド全土でも強いAirTelが強いようです。周りの現地人はたいていAirTelですし、ソフトバンクのローミングもAirTelです。

ただ、ソフトバンクのローミング携帯では、隣のポンディチェリという町ではAirTelが入らずにVodafoneに切り替わって、SMSで「それ海外パケ放題じゃないからね」という通知がくる、なんてこともありました。

とは言え、AirTel選んどけ、ってのは現地人からも言われることで、そのつもりだったのですが...。

一方で、SIMカード買うとか、スマートフォン買う、とかいう話をすると、UniverCellで買え、と言われるのですね。アメリカと違って銃で脅して金を出せ、ってのはないが、インドではとにかく人をだますからな、外国人ならなおさらだ、でもUniverCellは安心だ、って言うんです。まあみんなから聞いたんじゃないんで「個人の感想です」が。

それでUniverCellに行くわけです。ところがAirTelのプリペイドSIMは今ない、Vodafoneしかない、って言うんです。私が滞在してるのがティーナガル(T-Nagar)というチェンナイの商業中心なこともあって、歩いて行ける範囲に3店舗ぐらいUniverCellあるんで、いっそ別の店舗行ったろかと思いましたが、インドにいるせいか、まあえっか暑いし、って気にもなって、Vodafoneにしてしまいました。

プリペイドSIM

色んなところで書かれてはいますが、SIMカードを買って、チャージして、その分だけ通話やデータ通信ができるプリペイドSIMというのがインドでは広く普及してるようで、ポストペイもありますが、現地口座もないんで、外国人にはプリペイドのほうが簡単に使えるでしょう。いくら持ってかれるか分からないよりも気楽ですし。
口座にチャージして、データ通信に何ルピー分、とか振り分けるような感じですかね。
90日間有効53ルピー≒100円のプランだと、30パイサ/分≒2円/分ぐらい、3G回線のデータ通信が、3GB/月で376ルピー≒600円弱、税金が2割ぐらいかかるんで、都合1000円ぐらいで1ヶ月ぐらい賄える勘定です。

申し込み

なぜかUniverCellでは店内ではなく、表の屋台みたいなところでプリペイドSIMを売ってて、これほんとにUniverCellかと思ったりもしますが、店内でSIMカードが欲しいって言うと、表で売ってる、って追い出されてしまいます。表の屋台の店員も確かにUniverCellのポロシャツきてるんですが。
昨今、テロ対策だとかで、プリペイドSIMの手続きも厳しくなってるそうで、写真1枚とパスポートとビザのコピー1部、住んでるところの住所と現地人の知り合いの住所・氏名・電話番号が必要です。
写真は日本から持ち込みました。パスポート・ビザのコピーは、UniverCellの近所にコピー屋があるので、コピーしてきて、って言われてコピーしました。コピーは4ルピー。日本から持ってくと話が早くてすみます。
現地人の知り合いは、いなければホテルの従業員とかに頼み込む、らしいですが、私は普通に知り合いに頼みました。
まあ、やいやい言いながら30分もあれば手続きは終わります。
しかしここからが長かったのでした。

アクティベート

UniverCellで申し込んだのが土曜で、「明日の夕方3時から5時の間ぐらいにSIMが使えるようになるから、そしたら117に電話して、この現地人の住所とか電話とかを伝えるとアクティベートされるよ」って言われたんで、翌日曜の午後、待ってるわけです。
だけどいつまでたってもSIMが有効化される気配なし。iPhoneの最上部にはNo Serviceと出たまま。
結局その日は有効化されずでした。なので翌月曜、Vodafoneのサポートにメールを打ったんです。何かすることあるのか、って。自動返信で帰ってきたメールには「2日以内に回答します」って書いてあって笑います。

月曜の夜8時半頃、SIMが有効化されました。メールのお陰か?ってそのときは思ってたんですが、まあそうでないことが後で判明します。
SIM有効化されたので117に電話すると、お前のいまの住所を言えって言うんですね。今の住所か?ホテルの住所でいいのか?って聞くと、そうだって言うんで、ホテルの住所を言うわけですが、「違う違う。ローカルの住所だ」って。どこのことだ?って聞いたら、いいからお前はちゃんと調べてメモしたうえでもう一回電話してこい、って言われて切られる始末で。落ち着いて考えれば、現地の知り合いの住所のことかなって気がつくんですが。
再度117に電話して、現地の知り合いの住所を言うと、OK、アクティベートしたから、って言われて開通。
でも、開通しただけだったのです。

*111#に電話するとUSSDという仕組みで、SMSのような、でも双方向でコネクション張りっぱなしの電話、みたいなデータ通信モードになって、チャージ残高が出るんですが、どうもこれが0ルピー。データ通信プランに至っては、70MB(2G)と出てる。なんじゃこりゃ、ってなります。
UniverCellにだまされたんか!ってなるわけですが、さすがに店が移動するわけでなし、もう一度行けばいい、ただその前にVodafoneに確認がいるなというわけで。

もしかしたら何かややこしいことがあるかも分からんので、翌火曜、現地人の知り合いに、タミル語でVodafoneに問い合わせてもらいます。英語でヘルプデスクと話すと、タミル語の話せる奴はいないのかと聞かれちゃうので。なんじゃそりゃですが。
そうすると、Vodafone側の問題じゃなく、ショップがチャージしてないだけだろ、もう1回ショップに行って確認してくれ、っていうわけですね。

それでその日のうちにUniverCellに行くと、契約したときの店員が居て「使えてる?」みたいなこと聞いてくるんで「いやチャージされてないんだよ」って話すと「あれ?」みたいなこと言って、ごめんごめん、でその場でチャージしてくれました。
でもそれで終わりじゃなかったんです。

通話分はその場で有効になったんですが、今度は「データ通信は明日の朝11時頃、有効になるから」って言うんです。またそれかと思いながら、そして絶対に11時じゃないだろう、と思いながら、まずは今日のところは勘弁しといたるわ、と帰ります。

翌水曜、やはり朝11時にアクティブにはならないわけです。思った通りです。驚きもあきれもしません。忘れた頃、夜8時過ぎにSMSでチャージの連絡が来て、ようやく3Gデータ通信3GBがアクティブになりました。

でもそれでも終わりじゃなかったんです。

iPhoneとインドVodafone 3G

確かに*111#で見るとプランは3Gデータ通信がアクティブになっているのに、なぜかiPhoneからデータ通信ができない、という状態なんですね。3Gなら3Gって、iPhoneの最上部のバーに出るはずなんですけど、Vodafone INのまま。ネットには繋がりません。まあ明日誰かに聞くか、ということで、その日はいったん終了。

翌木曜、誰かに聞こう、と思ってたら、見知らぬところから電話がかかってきて「Vodafoneだけど、もうあなたの電話はアクティブになってるよね?サポートメール出したでしょ?」と言うわけですね。えー、今頃かよ!2日以内に連絡するってメールに書いてあったけど、4日目だよ!で、やっぱりタミル語話せる人に代われ、っていうんで、データ通信がアクティブにならないんだけど、って伝えてくれってお願いすると、別の番号でアクティブになる、って言ってるぞ、ということで。

調べてみると、144に「VMC」ってSMS打つとアクティブになる、って書いてあるんで、その通りに打ったところ「すでにアクティブです」っていうわけでね。

他にもAPNの設定とか変更しようとかして、設定を見てみますが、もう自動設定されてるんですね。変更しようにも、もう書いてある通りになってるわけで。

どうにもこうにもなんで、もっともっと調べると、ようやく冒頭に書いた「iPhoneの設定で、キャリアの選択を自動から手動に切り替えたうえ、いったんAirTelを選んでメニューに戻る」って情報を見つけたんですね。
なんじゃそりゃと思いながら、AirTel INDを選び、いったんホーム画面に戻るとNo Serviceって出るんで、再びVodafone INを選び直すと、ようやく来ました、Vodafone IN 3Gの文字が。
ネットが使えます。おおーってなりますね。たかが3Gなのに。

ちなみに

1GBとかのプランならもっと安い(121ルピーとか。200円ぐらいですかね)ので、もうそれを新規チャージしちゃうか、ということでMy Vodafoneのアカウントを作って、オンラインリチャージしてみたんですが、クレジットカードの認証(日本側の認証)まで済むものの、Vodafone側に戻るとキャンセルされてしまう、という症状が出て、結局チャージできませんでした。インド国外のカードが使えないキャリアもあるよ、とはどこかで読んだのですが、Vodafoneのサイトにはインターナショナルカードでチャージできる、って書いてあります。結果的には最初に払った分でOKだったんで、今回は良かったんですが、更新がオンラインでできないとなると面倒です。
これは今後おいおい調べます。

教訓

都合、6日ほどかかりましたが、こういうことも起こる、って知ってたらたぶん翌日の夜には使えるようになってたはず。ただ、それより早くはならんのでしょうね。インド時間には気をつけろ、ってことですかね。