加速度センサって何を測ってるの?

こう,加速度センサを使ったソフトをリリースしておいて何なんだって感じだけど,いったいiPhoneの(まあWiiリモコンでもいいんだけど)加速度センサっていったい何の加速をはかってるワケ?

iPhone本体を停止(あるいは等速運動)させていても,加速度センサは1.0Gを示すのね。っつーことは,加速度センサが測っているのは,本体の加速度ではないワケ。
また,下に振ると重力と逆方向に加速度値が変化する。
いったい何の加速度なの?

ってことで調べると,

アップル - iPhone - 特長 - 加速度センサー
iPhoneの中にある加速度センサーは、シリコンの重り、これを支えるシリコンのばね、そして電流という3つの要素を利用したもの。

って書いてある。そういうことか。
加速度センサが返す値は,おもりに繋がっているバネの長さ,ということなのね。おもりの加速度ですらない。測っているのは「加速度ではなく,バネの長さ」。
おもりに働く力とバネの力が釣り合うあるところを測っているので,確かに加速度を測っているんだけど,実際にはiPhoneもおもりも加速はしてなくても値は出る。
バネの長さだから,iPhoneが停止していてもセンサ値として1.0(または-1.0)が返る。

静止状態から重力方向に振ると,おもりは慣性によって静止したままでいようとするけど,おもり以外の部分(iPhone)は下に向かうので,おもりとiPhoneの距離=バネの長さは縮み,センサ値は1.0より小さくなる(速ければ,どんどん小さくなっていってもっと速ければ0を超えて逆の符号になる)。
ただしそのうち,どこかでおもりもバネに引っ張られて下に動き始める。

振り下ろすのをやめる(iPhoneを止めようとする)と,iPhoneは止まるけど,おもりは慣性によりまだ下に動こうとして,今度は重力方向にどんどんバネが伸びる。で,重力と同じ方向にセンサ値がどんどん増加する。
で,どこかでバネに引っ張られる格好で止まって,上に戻り始める。

バネなので,戻るときに戻りすぎるはずなんだけど,このセンサ,ほとんどその振り戻しがないのね。そうでないと困るんでいいんだけど,なんでだろ。おもりが軽い,ということもあるんだろうけど,その割りにはセンサが鋭敏。粘性の高い液体か何かで埋めてるんだろか。