OSアップデータを無償公開すると…

例えば,「今」Mac OS X 10.0とか10.1とかから10.2へアップデートするアップデータとか,無償で提供するとどうなるの?

サードパーティがサポートしなきゃならないOSのバージョンが減るのだ。
アップルはもう10.1とかサポートしてないみたいだけど(かといって「サポートしない」って明言してるのも見た記憶がないけど),サードパーティってばなかなかそうは行かない面もある。

ワタシの考えるシナリオってのは,こうだ。

・いま10.1とか使ってる人は,例えばiLife'04を使おうと思っても,まずOSのアップデートをしなきゃなんない。今見てみたら,iLife+PantherはiLife単体と9000円の差がある。Pantherはいらないのに,iLifeが10.2.6を必要とするから,自分も10.2以降のOSを買わなくちゃなんない。
・それだったら別に要らない,って人は多いのでは?
・アップルは,どう考えても(マイクロソフトと違って)ユーザを囲い込む必要がある。なんせプラットフォームを変えようとするとユーザはソフトウェアをすべて買い換える必要があるのだから,いったんWindowsでアプリを揃え始められると,もう戻ってきてはくれない可能性が高い。
・ちなみに,Windowsは98以降XPまで,かなりのアプリが同じバイナリで動く。95でもXPでも動くってヤツもおそらくはかなり多いはず(保証はしないだろうけど)。
・アップルは自分のOSを囲い込むんじゃなくて,プラットフォームを囲い込む必要がある。ユーザはOSを使うんじゃなくてアプリを使うのだから。
・って考えるとOSで二の足を踏む人には,次々に手を差し伸べてあげて,次の購買に繋げやすくするべきだろう。
・ただし,よく考えないと新しいバージョンのOS出しても誰も移行しないという,ありがちと言えばありがちな結果を迎えてしまう

でね,ワタシはアプリについては「もともと,買ってくれなかったユーザは我が社の顧客ではなかったのだろう」っていう言い方でいいと思うんだけど,OSメーカーはそういうこと言ってる場合じゃないと思うのね。
どんだけそのOSにユーザを留まらせるか,これが重要。OSの売り上げはね,当人たちが思っているほどは重要じゃないはず。


てなことをiBookのOS(10.2.8)にセキュリティアップデートをかけてて思いました(別に10.2.8で置いておく必要はないはずなんだけど,なんとなくテストのために取ってある)。